臓器移植法の国会審議
臓器移植法の国会審議
臓器移植法改正をめぐり、A~D案の本格審議が27日、衆院厚生労働委員会で始まった。移植を待つ患者団体は臓器提供の条件を大幅に緩和するA案での改正を求めるが、「脳死は人の死」と法律で一律に規定することに反対論も根強い。審議では、ともに15歳未満の臓器提供に道を開くA案とD案を比べる質問が目立った。多くの政党が党議拘束をかけない見通しで、議員それぞれが「人の死」と向き合う。
http://www.asahi.com/politics/update/0527/TKY200905270174.html
党議拘束もなく、各案とも支持する議員は党派が入り交じっている。
議員はそれぞれの経験や支持層の風潮から議論するしかない。
判定を厳格化する案はCだけだし支持も少ないようだから、いずれ緩和よりの妥協案に落ち着くだろう。
だがどの案で決まろうが、現実には子供の脳死移植など殆ど不可能だろう。
成人なら危険な職業に就いているなどの理由で普段から万一の事態を想定している人も居る。
また成人なら脳出血などによる提供者もあるが、子供は殆ど不慮の事故でしか脳死にならない。
そんなとき普通の親なら、まず諦めがつかず最後まで治療を尽くしてくれとしか言わないだろう。
例えばガンならば手遅れと判ってから死までに時間もあるから気持ちの整理が出来る人も少しはいる。
しかし頭部のガンで脳死に至る状況なら薬や放射線で臓器がボロボロになっている。
急な事故に遭った子の親にそんな気持ちの整理は時間的に不可能だ。
おまけに子供の脳死判定自体が難しいと言われているのだから「まだ生きている」としか思わない。
そんな状況では救急医も後から治療放棄による殺人だとして訴えられるリスクを考える。
例外は被虐待児童ぐらいしかない。
仮にそのまた例外が居たとしても、提供したために虐待を疑われる可能性を怖れることになる。
だから法改正は所詮絵に描いた餅だ。
議員にとっては実効性よりも外圧を躱すことに意義があるのだろう。
こんなことに時間とエネルギーを使うより、豚からの異種間移植や人工臓器を研究した方が遥かに大勢が救われるだろう。[ written by pinksaturn ]
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