人鳥豚豚

2009-05-03 12:18:12

人鳥豚豚

 新型の豚インフルエンザウイルスは人と鳥、2種類の豚が持っていた計4種類のウイルスが複雑に混じりあってできたことが、米国や日本の研究チームの解析でわかった。米疾病対策センター(CDC)や世界保健機関(WHO)が公開する新型インフルの遺伝子情報をもとに調べた。予防や治療の基礎データとなるウイルスの正体が明らかになってきた。

http://www.asahi.com/science/update/0502/TKY200905020187.html

 ウィルス進化の仕組みは実に良くできていて、憎たらしいが感心してしまう。

計算機科学の世界でも効率の良い直接解法がない問題を近似的に解く手段として遺伝の仕組みを真似て答えの組み合わせを生成し有効そうな組み合わせだけを生き残らせるアルゴリズムがもてはやされた時期があった。

だが最近はあまり流行らないようだ。

 自然界のウィルスでは成功していて、計算シミュレーションの世界で成功しない理由は要するに量の問題だ。

つまり自然界のウィルスは生物の細胞を乗っ取ってタダで利用し、しかも乗っ取る細胞は無尽蔵に提供されている。

人間一体の細胞数は数十兆個と言われているから、そのごく一部をばれない程度に使っても億単位の細胞を動員できる。

ところが遺伝的アルゴリズムが流行した時代の計算機は一台でせいぜい細胞千個分程度の処理能力だったし、価格は数十万していたからたとえ国家予算を全部つぎ込んでも計算能力は人間一体分の遺伝子処理能力に及ばない。

まして地上には人間以外にも家畜、農作物、野生動植物から細菌までありとあらゆる細胞が満ちあふれているのだ。

たとえ計算機の性能価格比が数億倍改善しようともシミュレーションが自然界のウィルス進化を追い越し、先回りして対抗薬を設計することは不可能だろう。

つまりウィルスの遺伝子を分析してその進化の過程が判明するようになっただけでも大したものだが、この成果が直ちに治療薬やワクチンを与えてくれるわけではない。

結局は人混みを避け、マスクとうがいで自衛するといった相変わらず原始的な対策しかない。

 だからせめてウィルスが取り憑くべき細胞をみだりに提供すべきでない。

農作物や家畜は人の生存になくてはならないから減らすわけに行かない。

だがペットは減らすことができるし減らすべきだ。

少なくとも十分な資力が無く衛生的な環境で飼育できない飼い主は排除すべきだろう。

そのためにペット税を導入し、その税収で野犬や野良猫の去勢を徹底すべきだ。

また野良猫への餌やり、予防注射義務を怠った犬の飼育などは犯罪としてきちんと処罰すべきだ。

ことに無法な多頭飼育・放し飼いといった危険行為は逮捕立件・強制撤去といった強硬措置を以て厳重に取り締まる必要がある。

 


[ written by pinksaturn ]

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