油断しすぎじゃないのか?・米海軍
油断しすぎじゃないのか?・米海軍
第3管区海上保安本部によると、15日午後0時半ごろ、神奈川県横須賀市の横須賀港の入り口付近で米海軍のイージス駆逐艦とプレジャーボートが接触した。今のところけが人は出ていない。
http://www.asahi.com/national/update/0215/TKY200902150076.html
米海軍はイエメンで入港中のイージス艦が自爆ボートに突っ込まれた事件を全く教訓にできていないのではないか。
もしもぶつけたボートが釣りをしていたのでなく、アルカイダが手に入れた船で爆弾を満載して待ちかまえていたのなら爆沈だ。
中東から遠く離れた海なら安全だと油断してよい根拠は何もない。
近場のフィリピンにだってイスラム武装勢力はいるし、日本漁船に出稼ぎしているフィリピン人にもイスラム教徒は混じっている。
また日本近海は北朝鮮の工作船が出没する海域でもあり、北朝鮮がアルカイダと提携する可能性だって大いに心配すべきなのだ。
今回の事故のボートが停泊しての釣りが禁じられた水域にいたのでもない限り、明らかに事故の責任は動いていた方のイージス艦にある。
あたご事故もそうだが、イージス艦の対水上見張り能力には重大な欠陥があるとしか思えない。
これは回避義務云々と言った当直員のミスを問い、精神論に基づいて処分して済む問題ではない。
米海軍も海自も、まず緊急にイージス艦の対水上見張り能力を改善する方策をとらなければダメだ。
もしも技術的限界から対策が難しいなら軍艦の運用自体を再考すべきだ。
戦前戦中の日本海軍では戦艦や重巡のような主力艦を岸壁に横付けすることは基本的に避けており、沖の泊地に係留して通船で基地と連絡するのが通常の運用であった。
イージス艦は一応駆逐艦の一種と区分されているが実態は一万トンクラスの重巡であり、昔の駆逐艦並みに小さいのは主砲口径だけだ。
海自のヘリ護衛艦「ひゅうが」に至っては2万トンもあって、名前の来歴通り実態は航空戦艦である。
広い太平洋で行動しなければならない上に、国際政治に振り回されて多目的化も強いられるのだからある程度大きな艦になることは仕方がない。
だがそんな大艦を国会対策の名目通り駆逐艦として運用したら無理をきたすのは当たり前だ。
舵や機関の技術も進歩しているから昔の重巡より小回りは効くのだろうが、図体が大きいのは一緒だしステルス性やレーダーの配置が優先されるデザインの制約もあるから奥まった港に出入りする際の見張り能力を根本的によくするのは難しいだろう。
海上交通の密度が極度に高い日本沿岸では、大型艦を旧海軍のように原則沖留めとして運用しなければ無理なのではないか。
[ written by pinksaturn ]
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