内定切りデベロッパー倒産
2009-02-06 01:05:58
内定切りデベロッパー倒産
日本総合地所倒産
こうなる状態では内定切りも仕方なかったのだろう。
過去記事で触れたように、日本総合地所は郊外大型物件の在庫が多すぎた。
しかも昨年度の最高収益に増長して最近仕入れた土地が多い。
やはりこの商品ラインナップで人口減少の時代を生き残ることは不可能だ。
姉歯事件のとき経営基盤がしっかりしていたシノケンが全物件を買い戻して早々に解決できた一方で、倒産したヒューザーの物件を掴んだ客は建て替えで苦労しなおかつこれからも二重ローンの辛酸をなめ続けると言うことは記憶に新しい。
マンション購入者はデベロッパーの経営状態に極めて敏感になっていた。
だから内定切りで経営の懸念を晒せば物件は全く売れなくなる。
売れるあてが無くなれば銀行は融資を引き上げる。
そしてあっという間に倒産だ。
マンション需要が縮小する一方の経済情勢から見て会社更生法を申請しても再建計画は難航するだろう。
瑕疵担保が効かなくなった倒産デベロッパーの在庫物件は元の10分の一以下の値段でたたき売るしかないから処分価値は少ないしブランドも無価値になる。
結局清算することになるのではないだろうか。
せめてもの救いは入社直前の倒産でいきなり何もなくなるよりは解決金付きの内定切りの方がまだ良心的だったというところか。
内定切りを喰らった学生より悲惨なのが、既にここの物件を買ったユーザーだ。
販売済み物件の資産価値も瑕疵担保が効かない前提で評価されるから担保割れとなっていざというときに売れなくなる。
この点でマンションは資産価値に占める上物の比率が低い戸建てよりもハイリスクだ。
[ written by pinksaturn ]
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